目の前
インターネットの普及により、10年前と比べてもなお驚くべき程膨大な情報を自由に得て、また自ら発信することが可能になった。
それは時に平等をもたらすが、絶望的なまでに埋まらない格差をまざまざと見せつけられることもある。
私達は自分の求める情報を探し、選び、また不要な情報は闇に消える。選ばれなかった情報は、その者にとって存在しないと同義だ。
そのような現代の中で、私達は改めて
己の言動、また己が無知であることに対し
注意を払い、責任を負うことを覚えるべきだ。
偏るのは怖い。
広く、広く。
それでも今の私には、前に佇むあなたの、後ろに広がる景色が見える。
あなたは今、どこを見てますか。