休学への道
作品を作るということ。
私は今、芸大生で、作品を作る。
それが学生としてのお仕事。
でも、高い学費を払ってまで、今のやってることに価値があるのか。
私は一度休んで自分のことを全部整理したい。
焦ってわけわからず適当に作った作品を展示して、評価されて、気付けば社会人として全部の責任を自分で持たなきゃいけないという立場になるなんて、早すぎる。
なんであの先生、そして母は私の休学に反対なのか。
そりゃそもそも、私が去年とかから休学したいって何度も言ってたから、今回も
「お前が今しようとしてることは、逃げ」
とのこと。
逃げの何が悪いのか。
むしろ2年間頑張ったことを褒めろ。
このまま無理して続けてたら、それこそ学校に行けずただただ無駄に過ごす日々ばかりが増えるだけで、根本的な解決に繋がらないんだ。
今の私の脳内は、食べ過ぎて消化不良を起こしてる胃と大差ない。
人には人の乳酸菌、人には人のペース。
私のコースはただでさえ詰め込み教育の場所だから、何度も引きこもった。
自分を取り囲む環境も、嫌なことばかり目に見えてはストレスで胃がキリキリしてた。
何をしようにも、時間だけで解決できることは少ない。かと言ってこれから私が迎えようとしているバイトして実家暮らしのプー太郎生活もまた精神的ストレスがじわじわくるものだというのも何となくわかるし、それが何を産むかと言われれば私も答えられない。
でも今の私はただ休学したいんじゃなくて、ちゃんと目的がある。
まぁここでは書かない、と言いたいけど書く。
1.焦り過ぎてなんでも抱え込むせいでキャパオーバー全部ないがしろ奴な自分を整理する
2.自分が前から目を逸らしていたことに目を向ける、集中したい。
→2ができていない自分から現実逃避して無駄なことに頭を突っ込みまくっては色々抱え過ぎて逆に全部上手くできていない。1ができなきゃ今の自分には無理。1と2は「人」という漢字と同じ共存の仕方をしています。
3.疲れたので息抜きしたい、2ヶ月の休みあるけど色々用事あってないようなもん、そんなん無理しんどい。
私は日本の社畜制度からリタイアします。リタイアできないわけないし、それしか生きる道がないと考える人と一緒に多分いられないと思う。
あと、先生に今の等身大の自分を表現することに意味があるとか言われた
これに対しての私が後日述べるだろう返答はこうだ
「芸術というものが、無駄に見えるけれどもずっと存在し続ける理由は作品を作ることを通して人の根源にあるものに迫るものだからであり、私も芸大を、かつ現在所属するコースを選んだ理由も
『他者のことを考える前にそもそもの自分が何をしたくてどうなりたいのかを考え、また表現することを練習するため』
と述べたが、現在の私はそれこそ根本的な自分自身の抱える問題から逃げているんだ。そしてそれを解決するためには現在の環境はしなければならないことが多いし、過去のことすら消化し切れていない。
学生という自由な身分だからこそ、今一度私は休学をしてある程度色んなことが割り切れてから大学に戻り、作品という形で私自身を表現して、最後に卒業制作を迎えたい。」
という、長文だ。
これを冷静に担当教員と母に話せるかは別として、そんな1人の先生の意見で休学の許可が下りないとかいうことは無いので、自己責任で休学は意地でもしたい。
幸い、父は私の味方でいてくれて、大学生活の色んな悲しみやらを父には時々電話で吐き出していたから理解がある。
母はつらくても頑張って学校行ってた人だから、ある意味過去の自分を重ねて自己暗示するかのように「あなたは学校に行かなきゃだめ、それじゃなきゃこれからもやっていけない」と言っているのだと思う。
先生だってそうだ。「プライドの高い自分の理想と現実の差に苦しんでる、だからこそ今ありのままを表現して自分を受け入れてやれ」だなんて、過去の自分を肯定するための自己暗示を聞かされているだけだ。
でも、自分のしたいことより両親の期待に応えて大学卒業して、今もその資格を使ってずっと仕事しているお父さんも、すごくつらい思いをしていたんじゃないか。
基本的に年寄りや頭の固い人なほど休学反対。
なんだかんだ大卒という立場は良い。色んな面で普通の権利を得られる。
別に彼らの発言自体を否定する気は無いけど、今は本当にパンク寸前。
それにまだやめるって言ってないじゃん。
休学が理由で就活厳しくなるなんて、まずそんなことで就職に響いてしまうような企業にも行きたくない。
社畜養成所はもうこりごりら(白目)
それに、辞めたところで生きることはできる。
裕福になりたいわけじゃない。人生における心の豊かさを忘れたくないだけだ。
色々な引っ越し手続きや解約手続きなど、やることはあるけど別に一年伸ばすだけのことに幾らかかるとか言われてもまぁ、私がそのお金を出す立場ではないんですけど、それを承知の上でお金を稼いでる父は良しとしてくれてるのだから。
うーん。
軽くレポート並みの文字数になってしまった。
私は長文生成機だということが立証されたところで、寝ます。
おやすみなさい。